ライトノベル

『しにがみのバラッド。』

しにがみのバラッド。 (電撃文庫)七草 ファンタジー? うーん、どうなんだろう。10数年前なら、もっと素直に読めたかもしれないけど、今の自分だと。。。なんというか、あざといなあと思ってしまったり、世の中そんなに甘くないよと、自嘲気味につっこんで…

『電蜂 DENPACHI』

電蜂 DENPACHI (富士見ファンタジア文庫)石踏 一榮 SF、アクション。 なかなか面白かった。第17回富士見ファンタジア大賞特別賞受賞作。ケータイを使って、リアルで能力者バトルをするような謎のゲーム『Inovate』に関わる謎と、ゲームに”はまった”プレイ…

『ぼくらは虚空に夜を視る』

ぼくらは虚空に夜を視る (徳間デュアル文庫)上遠野 浩平 SF。 まあまあ。『ブギーポップ』シリーズの上遠野浩平版、『マトリックス』かな。『ゼーガペイン』で分かる人は、そっちのほうがぴったり来るかも。要は、今のこの現実は、コンピューターが作り出…

『トウヤのホムラ』

トウヤのホムラ (富士見ファンタジア文庫)小泉 八束伝奇、アクション。 わりと良かった。かつて滅ぼされた神の系譜、その化身というか現人神として生まれながら、その力を封印された主人公と、封印した側の幼なじみのもどかしい関係がなんともいい。和風の設…

『風の大陸 最終章 祈り』

風の大陸 最終章 祈り (富士見ファンタジア文庫)竹河 聖 ファンタジー。 遂に最終巻。とりあえずハッピーエンド。長かった。自分が読み始めたのは確か中1ぐらいの時だったので、かれこれ十数年。寂しい、もっと読んでいたいという気持ちがあふれくる。 そう…

『ゆらゆらと揺れる海の彼方 (2)』

ゆらゆらと揺れる海の彼方 (2) (電撃文庫 (0927))えびね ファンタジー。架空戦記もの。 1巻が主人公側陣営のキャラ紹介なのに対して、この2巻は、敵側=帝国側の主要キャラ紹介の巻になっていて、これで、役者がそろったという感じ。敵も味方も魅力実に魅…

『蒼い瞳の刀使い―ザ・サード』

蒼い瞳の刀使い(ソード・ダンサー)―ザ・サード (富士見ファンタジア文庫)星野 亮 SF、アクション。 第10回ファンタジア長編小説大賞、準入選作品。まあまあ。ちなみにアニメ先です。 自分、基本はSFの人のつもりなので、設定とかはかなり好きなんだが、…

『殿がくる』

殿がくる! (集英社スーパーダッシュ文庫)福田 政雄 ポリティカルアクション? まあまあ。ただ、好き嫌い分かれそう。第3回スーパーダッシュ小説新人賞受賞作。織田信長が現代にタイムスリップしてきて…と、ありがちといえばありがちな設定の話。 信長ってい…

『戦鬼』

戦鬼 ―イクサオニ― (富士見ファンタジア文庫)川口 士 「桃太郎」をモチーフにしたライトノベル版古事記といった感じの古代ファンタジー。 第18回ファンタジア長編小説大賞、大賞受賞作。うーん、イマイチ。期待値高すぎたかも。ファンタジア大賞といえば、…

『人類は衰退しました』

人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)田中 ロミオ SF。 ”あの”田中ロミオのラノベ。それだけで期待値MAXになる人間です。私は。で、だいたい期待値が高すぎると、ガッカリするパターンが多いのだが、これは違ってホントに良かった。 ほんわか、のほ…

『とある飛空士への追憶』

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)犬村 小六 傑作。素晴らしい。ブログ界隈で話題になっていたので、ものすごく期待値が高かったにもかかわらず、この感想。天の邪鬼な自分、そうとう斜に構えて読んだはずなのに。。。期待値と評価…

『蟲と眼球とテディベア』

蟲と眼球とテディベア日日日 学園? 伝奇? アクション。 デビュー時に、「狂乱家族日記」他で、ライトノベル系新人賞を5つとった日日日の、第1回MF文庫ライトノベル新人賞、編集長特別賞受賞作。 まあまあ。日日日の他の本は、狂乱しか読んでないが、傾…

『スプライトシュピーゲル 1』

スプライトシュピーゲル 1 (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)冲方 丁 SF、アクション。 良かった。電車の中で読んでたので、泣きそうになってやばかった。辛い過去を背負った戦闘少女たちの物語。っていうとザ・ラノベという感じだが、宗教とか民俗紛争と…

『太陽戦士サンササン』

太陽戦士サンササン (富士見ファンタジア文庫 173-1)坂照 鉄平 アクション。SF? 第18回ファンタジア長編小説大賞、準入選作品。特撮ヒーローもの、ファンタジー仕立て? 一言でいって"アツイ"話。単純な正義vs悪の対決じゃなく、正義とは? 悪とは? みたい…

『ゆらゆらと揺れる海の彼方』

ゆらゆらと揺れる海の彼方 (電撃文庫)近藤 信義 えびね ファンタジー。戦記もの。 中世風のファンタジー世界を舞台にした架空戦記もの。味付けとして、ラグナっていう色々な機能を持った怪獣=兵器がいて、カナンっていうワームホールみたいなものがあり、カ…

『わたしたちの田村くん』

わたしたちの田村くん (電撃文庫)竹宮 ゆゆこ 学園。ラブコメ? SNEG(それなんてエロゲ)。まさしく、純愛、泣き系のエロゲ(ギャルゲ)のシナリオそのままといった感じ。電波系のヒロインも、ツンドラ(ツンデレ)系のヒロインも、どちらも辛い過去を背負…

『南青山少女ブックセンター』

南青山少女ブックセンター〈1〉 (MF文庫J)桑島 由一 ラブコメ? 超不運男の主人公が、なぜか女子校の男性恐怖症ばかりを集めたクラスに教材として送り込まれ…という感じの話で、寸止めラブコメの第1話ですみたいな。ノリだけでどんどんつっぱしっている話な…

『紅牙のルビーウルフ』

紅牙のルビーウルフ (富士見ファンタジア文庫)淡路 帆希 ファンタジー。 第17回ファンタジア長編小説大賞、準入選作品。ファンタジアらしい、オーソドックスな王道ファンタジー。盗賊と狼に育てられた王女が、荒廃した国を救う?っていう典型的な貴種流離譚。…

『火目の巫女』

火目の巫女 (電撃文庫)杉井 光 伝奇。 第12回電撃小説大賞、銀賞受賞作。パラレル日本古代で、化生(化け物)を打ち倒す火の力を持つ3人の少女をめぐる話。非常に良かった。もともと伝奇が好きってのもあるが、完成度が高いと思った。 パラレル古代みたいな…

『よくわかる現代魔法』

よくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)桜坂 洋 学園、アクション、ファンタジー。 第2回スーパーダッシュ文庫新人賞、最終候補作。ドジッ子主人公が、一念発起して魔法を習得しようと…、みたいなストーリーといい、凄腕の美人師匠とか、強気なお…

『結界師のフーガ』

結界師のフーガ (電撃文庫 (0925))水瀬 葉月 伝奇。アクション。 わりと良かった。第10回電撃ゲーム小説大賞、審査員奨励賞の作品。隻腕の凄腕結界師にして逃がし屋の主人公が、異形の血をひく者達の隠れ里の秘密を暴き、女の子を逃がすっていう話。 ライト…

『哀しみキメラ』

哀しみキメラ (電撃文庫)来楽 零 伝奇? わりと良かった。偶然”モノ”を取り込んだことで、人ならざる力を手に入れてしまった主人公達4人の話。伝奇系の設定で、異能者故の葛藤を描くという、非常にオーソドックス?なスタイルで、心理描写が多めで、出会いと…

『奇蹟の表現』

奇蹟の表現 (電撃文庫)KEI SF、アクション。 電撃小説大賞銀賞、受賞作。つぎつぎと姿を消す子供たち。背後にある組織。組織が狙う”イエスの心臓”とは?元マフィアのボスと、孤児院の少女との心の交流、主人公と暗殺者との因縁。みたいな、ハードボイルドっ…

『狂乱家族日記 壱さつめ』

狂乱家族日記壱さつめ (ファミ通文庫)日日日 x6suke by G-Tools複数の新人賞を同時受賞してデビューした日日日のファミ通文庫でのデビュー作。 極端だけれども、ラノベの基本ともいえそうな設定を踏襲してて、しっかりとたったキャラクターたちが、”家族or世…

『Hyper Hybrid Organization 01-03 通過儀礼』

Hyper hybrid organization (01-03) (電撃文庫 (0819))高畑 京一郎 by G-Toolsラノベ界、最強の遅筆作家、高畑京一郎のショッカーもの3巻目。前作のあとがきの通り、今回は女子が数名登場してるけど、 相変わらずの男臭さ。 いよいよ本格的に、後戻りは出来…

『デュラララ!!』

デュラララ!! (電撃文庫 (0917))成田 良悟 by G-Tools『バッカーノ!』の成田良悟による伝奇もの? デュラハン(首なしの騎士)が、東京・池袋で自分の失われた首を探す話。ってストーリーでいいのだろうか。 『バッカーノ!』同様、こちらも群像劇っぽく、…

『Hyper Hybrid Organization 01-02 突破』

Hyper Hybrid Organization 01‐02―突破 (電撃文庫)高畑 京一郎 by G-Tools高畑京一郎作のショッカーもの? 正義のヒーローに恋人をころされた主人公が復讐を誓い、悪の秘密結社へと身を投じる、みたいな話の第2巻。 高畑京一郎といえば、ラノベ界随一の遅筆…

『A君(17)の戦争 3 たたかいのさだめ』

新装版A君(17)の戦争3 たたかいのさだめ (富士見ファンタジア文庫)豪屋 大介 玲衣 by G-Tools相変わらず熱く、濃い。そして、重い。 主人公の人間性に近いものを感じる身には、内面描写(分析?)がなかなかクリティカルにイタイ。サブカルネタが微妙に古く…

『さみしさの周波数』

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)乙一 by G-Tools読了 →”乙一”関連商品一覧(@楽天)

『ルナティック・ムーン』

ルナティック・ムーン (電撃文庫)藤原 祐 by G-Tools読了 →”ルナティック・ムーン”関連商品一覧(@楽天)