2008-02-28 『奇蹟の表現』 ライトノベル 感想 奇蹟の表現 (電撃文庫)KEI SF、アクション。 電撃小説大賞銀賞、受賞作。つぎつぎと姿を消す子供たち。背後にある組織。組織が狙う”イエスの心臓”とは?元マフィアのボスと、孤児院の少女との心の交流、主人公と暗殺者との因縁。みたいな、ハードボイルドっぽい設定なのだが、イマイチなにかが足りなく、物足りないなあ、という感想。 キーアイテムの正体をさんざん引っ張ったわりには、拍子抜けだったり、悪役の存在感がよわかったり、なんというか全体に、描き込み薄い。そう感じさせる理由の一つは、展開が一本調子で、メリハリがないからかも。