『とある飛空士への追憶』

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い) (ガガガ文庫 い 2-4)
犬村 小六

人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3) 旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫 よ 4-1) ロミオの災難 (電撃文庫 ら 4-5) ベン・トー―サバの味噌煮290円 (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-3)

傑作。素晴らしい。ブログ界隈で話題になっていたので、ものすごく期待値が高かったにもかかわらず、この感想。天の邪鬼な自分、そうとう斜に構えて読んだはずなのに。。。期待値と評価の差額が、感想になること考えると、ホントにスゴイ。
ラピュタのようなスチームパンクっぽい世界観で、カリ城のように、昔一度だけ出会って救ってもらった王女様(厳密には違うけど)を助けて、紅の豚のようなアツイ空戦を繰り広げ、ローマの休日のような身分違いの切なく、初々しい恋があって、最後は素晴らしく美しいシーンで、成長した二人が旅立つ、という、まさにボーイミーツガールの王道。
上であげた映画は全部、大好きな作品なんだけど、王道同士を組み合わせて、まだこれだけのザ王道という作品が作れる余地があったのかと思うと、まだまだ捨てたもんじゃない(色々と。。。)と思う今日この頃。