『人類は衰退しました』
人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1) 田中 ロミオ |
”あの”田中ロミオのラノベ。それだけで期待値MAXになる人間です。私は。で、だいたい期待値が高すぎると、ガッカリするパターンが多いのだが、これは違ってホントに良かった。
ほんわか、のほほんとしていて、優しさに満ちた世界、わりとブラック目のジョークと、「泣き」パートに入る前のロミオ節全開で、楽しい。
妖精さんというあまりにSF的緊張感のない存在に、プロパーなSF好きには賛否両論ありそうがけど、個人的には、妖精さんとはなんぞや? なんて考え出すと、オラなんかワクワクしてきたぞ状態で、夢いっぱい。「SFが読みたい!2008」ランクインも納得。
田中ロミオ、『竜の卵』、でピンときた人は、是非!