『予言』
予言 プレミアム・エディション 三上博史 酒井法子 吉行和子 by G-Tools |
原作はつのだじろうの『恐怖新聞』。原作に忠実な映画化ではないので注意。未来を知る能力を得たものが、定められた運命に翻弄される、って感じの作品理解の方がしっくりきそう。
で、そんな設定なので、当然というかお約束というか、いわゆる時間SFっぽい作りになっている。何度も同じ事件を繰り返して、ラストにたどり着くっていう作りは、まさに時間SFのそれ。多元宇宙とか、平行世界みたいな。
ストーリーは”家族愛”がテーマで、ハッピーエンド?が読めるラストもあって、よって恐怖感はない。ホラーは見たあとの後ろ暗さみたいなのがないとちょっとホラーって感じがしない。あと、謎解きってほどの謎解きもしてない。ホラーとしてはイマイチ物足りない印象。唯一よかったのは、川井憲次の音楽か。