今回のケロロ軍曹、マニアックだった……
ケロロ軍曹、自分も電車さん同様、大好きなわけで、特にパロディの元ネタが自分的にヒットしたときは最高です。
まさに、今回の第７６話（９月１６日放送）がそうだった。
・月面の顔にロケットが突き刺さるシーン＝『月世界旅行』
ＳＦの父ジュール・ベルヌの原作もさることながら、映像に一大革命を起こし、映画史にその名を刻む金字塔、１９０２年（なんといまから１００年以上も前の作品！！）の映画『月世界旅行』の伝説的なワンシーン。
・ギロロが組んだパイプで夏美を背負って運ぶシーン
この一連の流れ（夏美の酸素が無くなるところから）、まんま『装甲騎兵ボトムズ』の惑星サンサ編で、キリコがフィアナを運ぶシーンと同じ。
ケロロ軍曹の基本はガンダムネタで、他の作品はわりと少ない。というか、他の作品がネタになるときは結構大々的にやる？ エヴァとかヤマトとか。そんな中で、こういうさりげないネタは、分かる人には分かるところが、より一層マニア心を刺激してやまない。
・月のかぐや姫の中の人＝高橋理恵子＝ディアナ・ソレル（∀ガンダム）＝月の女王
月の女王ってことで、中の人が同じ高橋理恵子だった。それに、コールドスリープしている人々とか、なかなかこっててＧＪ。
最近はわりと中の人ネタを使うアニメが増えたような印象が。斎藤千和が『砂ぼうず』の予告で『月詠』の葉月になっていたり、『くれシン』で、藤原啓治がカットバックドロップターンをメイクしたりしていた？らしい。ケロロ軍曹でも６２３がエヴァネタをやってたり、ドロロが左手を添えてみたりしてるしね。
こういうさりげなくマニアックなネタをどんどん仕込むのは、とっても歓迎。まあ、分からないと逆に悔しい（ああ、でもどこがネタだか分からないから大丈夫か）かもしれないけど、だれかはきっと分かってニヤリとしてるはず。スタッフの方々はネタ作り大変でしょうけど、これからも頑張って欲しいです。
