『我が家のお稲荷さま。』

我が家のお稲荷さま。 (電撃文庫)我が家のお稲荷さま。 (電撃文庫)
柴村 仁

我が家のお稲荷さま。 (2) (電撃文庫 (0958)) 我が家のお稲荷さま。〈3〉 (電撃文庫) 我が家のお稲荷さま。〈4〉 (電撃文庫) 我が家のお稲荷さま。〈5〉 (電撃文庫) 我が家のお稲荷さま。〈6〉 (電撃文庫)

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コメディ?
第10回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。主人公兄弟と、その守り神となった霊狐の話。ほのぼの系。
典型的なライトノベル。イラストがきれいでかわいく、クーちゃんこと空幻狐や、護り女のコウ、一応敵?な恵比寿など、キャラが抜群に立っている。陰陽などの設定が使われていて、バトルも入るあたりも、ライトノベルの王道。でも魅力は、バトルとか設定よりも、個性の強いキャラたちがもつ感覚のギャップを描く日常のシーン。ほのぼのとしていて、この作品の一番の魅力となってる。
そういうところも含めて、教科書的なライトノベルという印象。ただ、まわりのキャラが凄すぎるからか、主人公の影が薄い。主人公を兄弟にしたのも、役割分担なんだろうが、どっちつかずで視点がぶらすだけかも。イマイチ感情移入がしづらかった。