『それでもボクはやってない』

それでもボクはやってない スタンダード・エディションそれでもボクはやってない スタンダード・エディション
加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司 周防正行

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 スタンダード・エディション バベル スタンダードエディション ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組) どろろ(通常版)

ドラマ。法廷。
賛否あるみたいだが、個人的には、良かった。おそらく、「痴漢をやったか、やってないか」という部分を重視して、法廷でのやりとりとか、オチとかに期待して見た人は、評価が低くなると思う。が、日本の司法制度の抱える数々の問題をどう描くか? という部分に関心があって見た人には、なかなか興味深くて面白い。自分は当然、後者だったので、そういう感想に。
ただ、うまく描いているなと思った司法の問題点も、自分がそっちの業界に一時期無関係ではなかったからそう感じられただけで、全く興味の埒外で、何にも知りません、法廷=ドラマ&ワイドショーのみですって人にも分かりやすいかと言うと、微妙かも。非常にさらっと流して描いている、あえて問題点を強調するような表現をしないところが結構あったので。その辺も評価が分かれる原因かも。
裁判は”真実”を明らかにするところではない、っていうのは、自分がそっちの業界から離れた決定的な理由なので、非常に共感できた。とりあえず、修習生には、裁判官、検事、弁護士の三者だけでなく、被害者と、被告人の体験(研修)も受けさせるってのはどうでしょう?