BD vs HD DVD = PS3 vs Win Vista


いままでも何回か書いてきたけど、BDvsHD DVDの次世代記録メディアを巡る不毛の戦いに新たな展開。マイクロソフトインテルがHD DVD陣営の支持を表明した。


まあ、以前にマイクロソフト東芝のこの分野でのクロスライセンスの話があったりしたので、意外な展開ってわけではないけど、これでますます対立の構図がはっきりしてきた印象がある。


第1ラウンドは、頭落ちのDVDの売り上げに変わるものが欲しい、ハリウッドなどのコンテンツ産業の取り込み争いだった。しかし、この分野はほぼ五分五分で、ハリウッドの主力映画会社が半分ずつに割れた。


で、今度は第2ラウンド。家庭内ネットワークの中心に座るのは、PS3かWin Vistaかという戦い。ソニーマイクロソフトというか、どちらもいわゆるセットトップボックス、テレビの横に座って、家庭内ネットワークの中心に鎮座するポジションを狙ってるのは見え見え。ソニーのCellはPS3だけじゃなく、そういうホームサーバー用にも使われることは既定路線。マイクロソフトがこの分野を長年狙ってきたのも、WMCとかで自明。この対決にBDvsHD DVDっていう戦いがくっついた感じか。


こうなると、家庭用ゲーム機対PC、っていう古くて新しい対決も再浮上する格好か。でも、事はそんなに単純じゃないところが難しい。


ソニーマイクロソフトなら単純なんだが、BD陣営には、デル、HPなど世界最大のパソコンメーカーがいる。その一方で、HD DVD陣営には、ソニーとPS3の心臓Cellを共同開発した東芝がいる。と、まあ見事なまでのよじれ現象が起きてる。消費者にとっては全く持って迷惑な話だ。


自分の過去の戦績としては、ベータ、MSX、PS、PS2と、2勝2敗。負けた場合は、どれも最終的には勝った方を買い直しているので、単純に出費は2倍。イタタタ。新しい物好きとしては、趨勢が決してから買うのは悔しいので、どうしてもどっちかに肩入れすることになるのだが、今回ははたして……?。