でも、もう昔には戻れない。。。

ニコニコ動画の失速と権利者の攻勢 - WebLab.ota

一度、便利で楽な状況を享受してしまったら、もう不便な時代には戻れない、それが人間ってもので。だとすると、今の、違法だろうがなんだろうが、”タダ”で”好きな時”に見られる状況が無くなったとしたら、それを享受していた人達がとる行動は↓の2パターンしかない。

(1) それでも頑張ってタダで見ようとする。
 → Veoh、Youku、ToDou、etc いたちごっこ。疲れた方が負け。
(2) 好きなときにタダで見られないなら、もういいや。見るのやめよう。

(2)って結局、”好きなときに”、”タダ”だからアニメを見ていた人がいなくなって、動画共有の無い時代に戻る=ちゃんとお金を払ってくれる優良ユーザー(DVD発売まで待っていたり、レンタルで借りてくれた人たち)だけの頃に戻るのだから、健全になってOK。視聴者数は増えても、お金にはならないクソユーザー(またの名をフリーライダー)が居なくなって良かった良かった。って考えは多分間違いだと思う。むしろ、(1)の方がまだまし。
なぜなら、かつての優良ユーザーのかなりの部分が、動画共有サイト誕生後は、フリーライダーにかわってしまっていると思うから。だとすると、今(2)の状況になったら、動画共有以前の時代よりもパイは小さくなってしまう予感。
ぶっちゃけ、自分も、U局とかの深夜アニメなんて追い切れないし、もうめんどくさい。見逃し=視聴終了だったので、ネットで楽に見られないなら、もう見ないって心境になってる。まあ、タダだからというより、録画設定とか、放送チャンネルとか考えないでいいのが楽っていう部分が強いのだが。

もしそうなら、動画共有をつぶすこと考えるのもいいけど、つぶした後のことを考えないとホントにやばくない? それならいっそ、”フリーライダー”を換金する方法を考えようっていう主張の方が建設的な気がする。だから、もう動画共有は広告として売上げに貢献するとか、しないとかそんなこと議論してる場合じゃないのではないかと。